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2026年7月3日金曜日

孫3人と大原美術館へ。夏休み最後の倉敷おでかけ

孫たちの夏休みも、もう終わりに近づいた頃。
孫3人を連れて、岡山県倉敷市にある大原美術館へ行ってきました。

我が家からは、車でだいたい1時間半ほど。
ちょっとしたドライブを兼ねた、夏休み最後のおでかけです。

行く前は、6年生の孫が、

「美術館なんか、どうでもいい」

というようなことを言っていました。

まあ、子どもからしたら、遊園地やゲームの方が楽しいと思うのも無理はありません。
けれど実際に入ってみると、その孫が思ったよりもじっくり作品を見ていたのです。

これは、ちょっと意外でした。

子どもの頃に見た「本物の絵」の感動

大原美術館は、倉敷美観地区の近くにある歴史ある美術館です。
エル・グレコ、クロード・モネ、アンリ・マティスなど、教科書や美術の本で見たことのあるような作家の作品が収蔵されています。

私が子どもの頃、書道の師匠に連れられて大原美術館へ行ったことがあります。
その時の感動は、今でも忘れられません。

教科書で習った芸術家の、本物の作品がそこにある。

「えっ、モネの睡蓮があるの?」
「ピカソの絵もあるの?」
「岸田劉生の麗子像も?」

子どもの私には、それが本当に大きな驚きでした。

テレビや本で見る絵と、実際に目の前で見る絵は、やっぱり違います。
色の深さや筆の跡、絵の前に立った時の空気まで、何とも言えない迫力がありました。

書道の師匠が教えてくれたこと

その時、書道の師匠がこんなことを言っていました。

「絵を見ることは、書道の作品を作る時にも参考になる」

子どもの私は、最初はよく分かりませんでした。
でも、師匠は絵の構図や余白、線の流れ、墨の濃淡に通じるものを、ひとつひとつ話してくれました。

絵画と書道は、別々のもののようで、どこか通じるものがある。
そのことを、大原美術館で教えてもらった気がします。

久しぶりに行くと、展示の印象も変わっていた

大原美術館へは、忘れた頃に何度か行っています。
けれど、今回行ったのは、私の子どもが小中学生だった頃以来かもしれません。

久しぶりに訪れると、

「こんな作品があったかな?」
「前と少し雰囲気が変わったな」
「この展示、昔は気づかなかったな」

と思う場面がいくつもありました。

中庭の大きなオブジェや、棟方志功の作品、工芸に関する展示など、若い頃とは違う目で見ることができました。

美術館は、同じ場所に行っても、こちらの年齢や経験によって見え方が変わるものなのですね。

孫の絵と美術館の作品が重なって見えた

中には、私の一番年下の孫が、家で自由に描いている絵を思い出すような作品もありました。

大人の目で見ると、子どもの絵は「落書き」に見えることがあります。
でも、美術館に飾られている作品の中にも、自由な線や思いきった色づかいのものがあります。

それを見て、思わず孫に言いました。

「自信を持ってええよ。あんたが描いとる絵も、なかなか面白いで」

少し変なほめ方だったかもしれません。
でも、子どもの自由な表現は、案外、大人が思っている以上に大切なものなのかもしれないと思いました。

エル・グレコの「受胎告知」を見ながら

エル・グレコの《受胎告知》の前では、孫が解説を読んでいました。

これは、キリスト教の聖母マリアに、神の子を身ごもることが告げられる場面を描いた宗教画だよ。信仰の物語として描かれた絵なだから、現代の感覚だけで見ると不思議に感じるよね。

私が少し説明すると、孫はきっぱりと、

「絶対ありえん!」

と言いました。

子どもらしい反応に、思わず笑ってしまいました。

でも、そこから「昔の人は、こういう物語を大切にして絵に描いたんだな」と考えるきっかけにもなります。
美術館は、絵を見るだけでなく、歴史や宗教、昔の人の考え方にふれる場所でもあるのだと思います。

子どもと行く美術館は、急がない方が面白い

本当は、ひとつひとつの作品をゆっくり見て回ると、一日では足りないくらいです。

けれど、子ども連れだと、時間配分も大切です。
あまり長くなりすぎると疲れてしまいますし、閉館時間もあります。

それでも今回は、孫たちが思ったよりも作品を見てくれました。
「美術館なんかどうでもいい」と言っていた孫が、じっと絵の前で立ち止まっている姿を見ると、連れて来てよかったなと思いました。

大原美術館は、親子三代で楽しめる場所

大原美術館は、大人だけが楽しむ場所だと思っていました。
けれど、今回孫たちと行ってみて、子どもにも子どもなりの感じ方があるのだと分かりました。

有名な絵を見て驚く子。
不思議な絵に立ち止まる子。
解説を読んで疑問を持つ子。

感じ方はそれぞれですが、それでいいのだと思います。

私自身も、子どもの頃に書道の師匠に連れて行ってもらった大原美術館の記憶が、今でも残っています。
もしかしたら、今回の孫たちにも、何かひとつくらい心に残るものがあったかもしれません。

夏休み最後の倉敷おでかけ。
孫3人との大原美術館は、思っていた以上に楽しい一日になりました。

※展示内容や開館時間は変わることがあります。おでかけ前には、大原美術館の公式情報を確認してから行くのがおすすめです。

孫3人と大原美術館へ。夏休み最後の倉敷おでかけ

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